調理器は一般的なスマートストックには含まれていません。
スマートストックでは普段食べているものの中で、長期保存に適した物を積極的に備蓄し、回転させて消費していきますが、これにはある程度『調理器が使える』と言うことが前提です。
しかし非常時に水道が使えないというのは想像できますが、ガスや電気が使えないという事態は中々飲み込めないモノです。そこで、もしもの時に活躍する物がコンロです。
まず、ガスコンロ。
これはキャンプ用でも結構ですが、ガソリンや山登りなどに使う特殊なガスカートリッジは向きません。
ガソリンはマイナス18度から気化してしまい劣化しやすく、法的には危険物になります。また劣化しやすく長期保存には向きません。また一緒に食料を保存した場合、臭いがうつる可能性があります。
特殊なガスカートリッジは支援物資には含まれている可能性が極めて低く、補給が難しい為です。また同じ250gでも価格が高くなります。
そこで一番は家庭用のコンロ。
よくすき焼きなどに使うカセットガスを使うコンロです。このカートリッジは何処でも販売していて、支援物資にも含まれている可能性があります。価格も安く、予備のカートリッジも多めに必要になるので助かります。
イワタニではガスカートリッジの保存期間は、保管状況によって状態が異なりますが目安としては缶が錆びたりしていなければ、製造より6~7年は使用可能としています。
普段からコンロは室内で利用できますので、鍋など時々使用すれば回転させる事ができます。
ガスカートリッジはどのぐらい必要か?
4人で毎食250gガスカートリッジ一本使うとなると3日で9本、1週間で21本となります。3本セットで7セットになります。冬の場合は、もっと必要になるかもしれません。非常時にはインフラがなかなか復旧しないことが予想されますので、ある程度は確保したいところです。
それとサランラップ、クレラップなどのラップ類。
いつも通りに使うことも出来ますが、平べったいお皿にカレーを盛りつけたりパスタを盛りつけたら当然お皿が汚れます。それを洗うのも水を必要とします。ラップを貼って食事をすれば、食事を刃がして捨てるだけ。お皿は汚れません。
また使い捨ての容器を用意するという方法もあります。