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種類が増えたレトルト食品

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スマートストックに向いているレトルト食品

プラスチックやアルミなどできた容器に、加熱加圧殺菌して長期保存できる状態にしたものがレトルト食品といわれるものです。その殺菌方法は食品衛生法で「pH4.6を超え、且つ水分活性が0.94を超えるレトルト食品にあっては、中心部の温度を120℃で4分間加熱する方法または、これと同等以上の効力を有する方法」とされています。

食品は三層の包装で守られています。製品を守るためのポリエチレンの外装に、空気や光を遮断するためのアルミ箔、食品に接する内装にはおもに国際的にも安全とされるポリエチレン(PE)またはポリプロピレン(PP)が使われています。

食品衛生法で基本的に食品が光が届かないように、遮光されている必要があり、空気を遮断し熱伝導率が優れたアルミが使われています。
自衛隊でも缶詰とは別に、戦闘糧食 II型としてより積極的に採用されています。

殺菌方法は圧力釜のような加圧釜を使い、120℃以上で4分間以上の加圧加熱殺菌と食品衛生法で定めてあります。主にボツリヌス菌が死滅するように規定されています。

容器の香りが加熱時に食材にが移ることがあるので、カレー香り移りのわかりにくいカレーなどが当初から多く流通しています。しかし今では容器の材質、加熱時間、加熱方法などの進歩が著しくなって、様々な食品がレトルト食品になりました。

レトルト食品では食品衛生法の定めにより保存料、殺菌料の使用を禁止されていますので普段食べているのもより場合により健全かもしれません。

賞味期限は商品により、およそ1〜3年と幅がありますので注意して保存しましょう。


レトルト食品の種類

レトルト食品の選び方

ボツリヌス菌などを排除出来るように、完全に加熱殺菌し常温で保存できるように造られたのがレトルト食品です。

食品衛生法によって、気密性の容器に入れて密封し加圧加熱殺菌したことを必ず表示するように義務ずけされていますので、そういった製品を選びましょう。

賞味期限

レトルト食品には、内容物がわかるくらい光を通した包装がされている物と、完全に遮光してある物がありますが、前者の賞味期限が3ヶ月から6ヶ月、後者は6ヶ月から12ヶ月ぐらいになります。


レトルトパウチ食品

よくあるカレー、シチュー、牛丼、親子丼などはご飯にかければすぐに食べられ、レトルトのご飯と一緒に暖めれば、効率よく一度に暖めることが出来ます。
釜飯の具はご飯を炊くときに入れれば、そのまますぐに食べられるので便利です。

最近種類が増えてとても充実してきたのがミートソースなどパスタソース。
レトルトや缶詰など以前からある物も種類が豊富ですが、暖める一手間がかかります。
今は混ぜるだけで食べることが出来る、レトルトパスタソースもとてもおいしい物が増えてきたので普段の生活に使ってみてもいいでしょう。

パスタもお米と同じように長期保存が出来て、コンパクトに保存できます。あまり太いパスタは、ゆでるのにガスを多く使うので1.5mm、1.7mmぐらいがいいでしょう。


レトルト容器食品

さとうのご飯など容器に入った状態でパウチされている物です。うまく容器をお皿代わりに使えば食器を洗う手間を減らせ、水の消費を減らすことが出来ます。

最近は普通のご飯だけではなく、カレーピラフ、炊き込みご飯、チャーハンなどいろいろな種類がそろっています。(下はマルちゃんの無菌米飯シリーズ・酸味料や保存料を一切使用していない優れた商品)

中華風おこわ 玄米ごはん とり釜めし 五目釜めし
ドライカレー チキンライス 五目ピラフ かしわ飯

味がついていればおかずがいらなくて、すぐに食べることが出来るのは非常に助かります。いろいろ揃えてみるのも非常時に気を紛らわすのに助かるかもしれません。

特にドライカレーなど体を温め、食欲をそそる物はおすすめです。

ただ一つ注意することがあります。

これは東日本大震災時に自衛隊が実際に遭遇した事です。

多くの犠牲者を出し、また被害者を目の当たりにした時に隊員の食事として配られた一部の食品に赤飯がありました。こんな状態で赤飯とはいかがな物か…という意見がでて、その後の野戦食から赤飯はのぞかれています。実はマルちゃんでも赤飯はありますが、ここでは紹介していません。


レトルトパック食品

魚肉ソーセージやサラミ、チーズかまぼこなどがこの中に入ります。

空気を入れないようにチューブ状に包装して、ワイヤーなどでしっかりと両端を密封したものがこのレトルトパック食品です。全般的に高カロリーの物が多くあります。非常時には貴重な栄養源になるかもしれません。よくある酒のおつまみも日持ちする物が多く、非常時には保存食として利用できるものもあります。

持ち出し袋の中にマスクも忘れずに!

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